9/28/2004

中秋節

 本日9月28日は、日本の秋分の日にあたる中秋節だ。この日はみんな早く家に帰り、月見をしながら月餅を喰らう。

 月餅といえば、香港のスターバックスでは月餅を売っている。高いので買わなかったが、試食したところ、ほのかなコーヒー味が素敵な、なかなかの逸品だった。

逸品といえば、最近発売されたハーゲンダッツの新作。


ライチとジンジャーの上品なハーモニーがお口に広がります。

9/22/2004

White Noise Records in 銅鑼湾

 1ヶ月ほど前に入社したUS/UKインディーロック狂に、いいレコード屋を教えてもらった。銅鑼湾(コーズウェイベイ)にあるというその White Noise Records は、60年代から現在までのアンダーグラウンドなロックやエレクトロニカ、ヒップホップ、前衛ジャズまで取り揃えた店らしい。先週の土曜日、仕事を終えた私はさっそく銅鑼湾に向かった。

 もらった住所の場所に行ってみると、そこは「なぜ俺を文化遺産に指定してくれないんだ」と言わんばかりの汚い雑居ビルだった。半裸で金属をギュィ~~ンと削っているオットコ前のおっさんの横を通り過ぎて狭い階段を上がると、正面の小さなドアの中からネオアコっぽい曲が流れてくる。

 中に入ると、意外なほどさっぱりとした店構えで、そんなに品数は多くない。とりあえず端の棚から漁ってみる。知らないバンドばっかりだ。しかもどれも面白そうではないか。その日の目当てだった Sun Ra が見つかったのでレジに持っていくと、店員の兄さんが「Sun Ra 好きかい。ほかにどんなの聴くの。」と聞いてきたので「何でも聴くけど、今は60年代とか70年代のものばっかり」と答えた。
店員の目が「クワッ」と開く。

 それから3時間、店のCDを大音量でかけまくりながら、あーでもないこーでもないと音楽談義に花を咲かせた。以下は店員 Wah さんにすすめられたブツの一部。どれも購入以来毎日聴いている。

"Trad, Gras och Stenar" (1969年) & "Djungens Lag" (1971年)
Trad, Gras och Stenar
スウェーデンのサイケデリック・バンド。名前の読み方すらわからん。つぶれたファズギターが、ヴェルヴェッツの2ndのようなアシッドなうねりに乗ってブビブビ鳴る中、スウェーデン語と英語で咆哮する。69年の方はたぶん 1st だと思うけど、いきなりカバーアルバム。ディランやストーンズを重~く暗~くサイケにアレンジ。"Djungens Lag"の方は、お花畑の可愛らしい絵をあしらったジャケットとは裏腹な、初っぱなのおどろおどろしいリフと気がふれたようなヴォーカルにやられ、即買い。

"The Inside Outside"
Jonny Trunk
不穏な空気をたっぷりと孕んだ鬱々としたトリップ・ホップ。レトロな音使いがたまらない。ミュートの効いたトランペットの音やピアノの不協和音、奇妙な声などがふんだんに盛り込まれていて、まだ実験的なことをやっていた80年代の坂本龍一を彷彿とさせる。

その他、フリージャズを数枚購入。5枚ほど取り置いてきたので、また次の土曜日に行く。いいとこ見つけた。


地味なサイト

9/17/2004

LA MALA EDUCACION

 「オール・アバウト・マイ・マザー」や「トーク・トゥ・ハー」のペドロ・アルモドバル監督の最新作「LA MALA EDUCACION (BAD EDUCATION)」が始まったので、早速観にいった。この手の作品は香港ではうけないんじゃないかと思ったけど、初日から満席。結構意外。

 カソリック教会における幼児虐待とホモセクシャル。人によっては引きまくるであろう題材を扱っておきながら、観る者をぐいぐい引っぱり込むストーリーはさすが。この人と綱引きしたら絶対負ける。彼らしい粋な色合いのプロダクションデザインと美しい映像、そして心に染み入るような音楽も相変わらずだ。登場人物はほとんど男。しかも性的倒錯者ばかり。彼らの過去と現在を行き来するサスペンス仕立ての展開にジワジワとのめり込み、あっという間に2時間(ぐらいかな?)が過ぎた。
 主演は「天国の口、終わりの楽園」や「アモーレス・ぺロス」のガエル・ガルシア・ベルナル。彼は不思議な魅力のある役者だ。どんな役でも器用にこなすし、妙に気になるいい顔・いい表情をしていると思う。そういえば、彼が若き日のチェ・ゲバラを演じた「The Motorcycle Diaries」はいつ公開されるんだろうか?待ちきれん。

 つーわけで、この「LA MALA EDUCACION (BAD EDUCATION)」はオススメです。引く人は果てしなく引くかもしれませんが。

9/15/2004

本日のメニュー

スーパーで買ったビスケット。
何やら色々な日本語が・・・

よく読んでみると・・・

9/14/2004

本日の香港さん

 従妹が来港。仕事の後に中環で待ち合わせて、お約束の地 ヴィクトリア・ピークへ。山頂へ向かうピークトラムは、このままゴダイゴの歌にのって宇宙に飛び立つのではないかというほど非現実的な角度で登っていくので、小生のように腰や背中の弱い老人は要注意だ。ギリギリと容赦なく食い込んでくる背もたれの角と格闘すること約5分、無事山頂に到着。九龍側から香港島を望んだ時と同じく、何回見ても心の中で「おぉぅ」と呻いてしまう、問答無用の「香港の風景」だ。帰りは背中を気遣い、ミニバスで下山。山道をぐるぐると下りて行くので、なかなか良い景色を堪能できるルートだ。このピーク界隈は、香港屈指の金持ちどもが棲むエリアだけあって、「超」が2つもしくは3つ付くほどの高級住宅が立ち並ぶ。「あぁ、いつかは俺もここに」などと思いを馳せながらも、その風景を見ながら聴いているのは「俺たちゃしがないサラリーマン」と歌うサム・ホイの「半斤八兩」。はしゃぐ従妹らと目下に広がるきらびやかな夜景をバックに、サム・ホイの下町情緒あふれるスローソングが響く・・・。あぁ、来てよかった香港に。

9/07/2004

お前ぇさん、死んだはずじゃぁ・・・

 今日、酒の肴にパック詰めのエビを買ってきた。発砲スチロール製トレイの中にエビが並んでいるタイプのアレだ。さっそくゆでようとサランラップを開封したら、そのうちの2匹が勢い良く飛び出してきた。まさか動くわけなんぞねえと思ってたからビックリ。ピチピチと威勢よく跳ねている彼らを呆然と眺めながら思案に暮れる小生。これは何、アレかい?新鮮だねってことでいいのかい? 
 大分慣れてきたと思っていたが、さすが香港さん。手を変え品を変え、まだまだ小生を驚かしてくれる。

9/06/2004

祭り(Remix)

 先週末は引きこもってDVD祭り。借りたものから新しく買ったもの、そして今まで何度となく観たおなじみの作品まで、たくさんの映画を観た。

 まずは、みうらじゅん原作、田口トモロヲ監督、宮藤官九郎脚本の「アイデン & ティティ」。あのイカ天を発端とする怒涛のバンドブームが終焉を迎えた頃のバンドマンたちの葛藤を描いている。冒頭のインタビューを観て、グランジブーム検証ドキュメンタリー「HYPE!」を思い出す。小生がレコード屋でバイトしてた頃によく似た空気が映画全体を支配していて、懐かしい気持ちになって妙に感情移入してしまった。峯田和伸(レコード屋の先輩にそっくり)の素っぽい演技もとっても良かった。本編では泣かなかったけど、特典ディスクのメイキングで泣いちまっただよ。そういえば、三池崇史×哀川翔×クドカンの「ゼブラーマン」も面白かったな。今や長嶋監督みたいなスタンスになっている哀川翔はもちろん、渡部篤郎やら柄本明やら大杉漣やら怪優のオンパレードで、かなりやられた。
 そんで田中麗奈と妻夫木聡の「きょうのできごと」。うーむ。登場人物のほとんどが苦手なタイプ・・・。しかも何も起きない・・・。小生にはこの映画の良さが全くわからなかった。
 気を取り直して周星馳の名作「食神」を完全直訳字幕バージョン(残念ながら現在廃盤)で再確認後、芸人ジャック・ブラックの「スクール・オブ・ロック」へとなだれ込む。これ、くだらなくて最高!ジャックのメタル・テイストあふれるいい加減な歌が常時ツボを刺激。
 その後は「かまち」。亡くなる直前である17歳の頃の山田かまちと、現代の子供たちの様子を同時に語っていく。全力で生きていたかまちの純粋さと明るさが、現代の子供たちを取り巻く絶望的な空気を浮き彫りにさせる。エンディングが尻切れトンボな感じがしたが、多分あの感じこそが今の子供たちの現実なんだろう・・・。出演者がアイドルばかりだったんで高をくくっていたが、変に重い気持ちにさせられちまっただぁよ。
 そして最後はチャン・ツィイーの(またかよ)「初恋のきた道」でほっこりと締め、朝5時に床に就いたのでした。さよなら、短い週末。いいのか、こんなことで。